火 災 発 生 状 況
高齢者を住宅火災から守るために
近年、住宅火災による死者の中で高齢者(65歳以上)の割合が増加しています。
火災の発見の遅れや避難の難しさが被害を大きくする原因です。日頃からの備えで命を守りましょう。
1.住宅用火災警報器の点検・交換
- 火災を早く発見するため、住宅用火災警報器の設置は義務化されています。
- 警報器の寿命は約10年。定期的に作動確認を行い、古くなったら交換しましょう。
- 電池切れや故障にも注意し、年に1回は点検をおすすめします。
2.住宅用消火器の準備
- 火が小さいうちに消す初期消火が被害を最小限に抑えます。
- 高齢者でも扱いやすい小型・軽量タイプや、スプレー式の簡易消火具もあります。
- 台所や寝室近くなど、すぐ手が届く場所に設置しましょう。
3.感震ブレーカーで通電火災を防ぐ
- 大地震後、電気復旧時に、家電破損などから火災が発生する「通電火災」に注意しましょう。
- 震度5以上の揺れを感知すると自動で電源を遮断する「感震ブレーカー」の設置をおすすめです。
4.防炎品の活用
- 出火原因には、寝たばこや衣服への着火などが多く含まれます。
- 燃えにくい素材の寝具やエプロン、防炎カーテンなどを取り入れましょう。
- 防炎品には「防炎マーク」が付いています。購入時に確認してください。
毎日の心がけが命を守ります
- 火気のそばを離れないようにしましょう。
- 就寝前、外出前に火の元を確認しましょう。
- ご家族やご近所の方と避難方法を共有しましょう。
火災は予防と備えが何より大切です。
高齢者の方が安心・安全に暮らせるよう、今すぐ点検を始めましょう。